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羅臼岳_6月
羅臼岳、斜里側からの岩尾別コースの下見に行ってきました。
標高900m超えると登山道に残雪あり、一部登山道を追うことができません、
この日も雪に惑わされている方がいらっしゃいました。
標高1050mにある銀冷水トイレブースもまだ冬囲いのままで使用することはできませんが、登山者は多くないのでブースが開いていなくても人目につかない場所はあります。携帯トイレ持参で入山くださいね。
1150m付近から続く大沢は残雪の上の行動。最高斜度約25度。
標高1520mから続く雪田の斜度は約30度。
特に気温が低く、太陽が望めない日の雪は締まったままです。
羅臼岳はまだ山開き前、登ってはいけない時期ではありませんが、雪山の知識と装備がないと難しいとお考えください。
この日の平野部の最高気温は20℃、でも山中の体感気温は5℃でした。
例年、6月は「雪あり」、「アイゼン必携」、「防寒具必携」です。
お花は咲き始めの良い時期でした。
標高1,000mまでには、ハンショウヅル、キクバクワガタ、エゾヤマザクラ、チシマフウロ、オオカメノキ、ツバメオモト、エンレイソウなど、羅臼平1350mあたりではコケモモ、ウラシマツツジなどを撮影することができましたよ。
霧の中の行動でしたが、露のついたお花も良いものですね。
これから7月下旬くらいまで、さまざまなお花を楽しむことができます。
下山中に見つけたヒグマの足跡。
登りの時にはなかったこと、鮮明な爪痕が見えることから、私たちが通過する2-3時間以内に通過した足跡と推定。
この地では珍しいことではありませんが、知床のヒグマは人や車に馴れた個体が多いことから、鈴やラジオだけの対策では心もとないですね。
クマスプレー持参がベターです。知床自然センターなどで借りることもできますので、ご検討ください。