近年流行しているアクティビティ「SUP」を知っていますか? 聞いたことや文字を見かけたことはあるけど、詳しくは分からないという人もまだまだいるはず。「サップ」と呼び、海や湖、川などで楽しめるウォーターアクティビティのことで、男女を問わずこの数年人気を集めています。最近では『〇〇SUP』や『SUP×〇〇』といった別の要素を組み合わせる楽しみ方も増えてきていて、ますます注目されているんです。
そこで今回は、話題のアクティビティ・SUPについて、ルーツや魅力、必要な服装・持ち物などを詳しくご紹介します。
知床アルパでもSUPアクティビティを行っていますが、催行業者によって条件や注意事項などが異なるので、実際に体験される方はこちらの記事を予備知識としてしっかりと業者さんの説明を聞いて臨んでくださいね。
目次
そもそもSUPとは?
SUPとは、Stand Up Paddleboard(スタンドアップ・パドルボード)の略称です。サーフィンのようなボードの上に立ち、パドルを漕いで水上を進んでいきます。呼び名は「サップ」。
今でこそ耳にする機会の多くなったアクティビティですが、どのようなルーツで誕生したのでしょうか。
▲画像はハワイホノルルのビーチ(イメージ)
SUPのルーツは、ハワイのサーファーと言われています。サーファーがサーフボードに乗って、カヌーのパドルを漕いで遊んでいたのが、SUPというアクティビティに派生したという説が有名です。さらに時をさかのぼると、1960年代頃に水の上の移動手段としてSUPに似た方法が行われていたともされています。
今では、レジャーやアクティビティとして確立され、水のあるさまざまなフィールドで楽しまれており、ハマる人が急増中です。
初心者でも気軽に始められる
SUPに特別な資格は必要ないので、始めたいと思ったときに誰でも気軽にチャレンジできます。マリンスポーツのひとつで難易度が高そうと思われがちですが、初心者でも上達しやすいのが魅力です。ボードは比較的安定感があるので、コツをつかめばすぐにバランスをとれるよになります。
ボードを華麗に操ったり、ジャンプしたりするなどのテクニックもなく、シンプルな動作でボードを漕ぎ進めて楽しめるがSUPのいいところです。
さまざまなフィールドで楽しめる
SUPは、水のあるフィールドならほとんどの場所で楽しめます。海や川、湖など、流れや自然など条件が異なる場所でできるので、好みに合ったフィールドを選べるのが魅力です。
海であれば、大海原を漂うことはもちろん、波乗りなどアクティブにも楽しめます。自然を感じながら川下りをしたり、流れのない湖でボードの上でのんびりくつろいだりするなど、好きなスタイルでSUPを満喫してみましょう。
知床アルパでは夏は『知床 Sea SUP』を世界自然遺産海域外の静かな場所で、冬はオリジナルコンテンツ『流氷SUP』を実施しています。
景色や自然を身近に感じられる
SUPは、ボードの上に立って風や空気を全身に受けられます。水面や周囲の緑などとの距離も近く、自然や景色を間近に感じられるのが特徴です。
雄大な自然の中を漕ぎ進めていくことで、景色を楽しみながら、水や緑などの美しさに癒されることでしょう。体を動かすのが好きな方にはもちろん、自然やアウトドアが好きな方にもおすすめです。
全身運動でフィットネス効果も抜群
ボードの上に乗ってパドルを漕ぐシンプルなアクティビティですが、実は全身の筋肉を使っています。パドルを操作する肩や腕の筋肉はもちろん、バランスをとるために足腰や体幹を使うので、フィットネス効果も抜群です。
筋トレやランニングとは違って、海や湖などで自然を楽しみながら体を鍛えられるのはSUPならではの魅力とも言えるかもしれません。
SUP×〇〇の楽しみ方が豊富
さまざまな楽しみ方があるのも、SUPの魅力です。ボードとパドルで海や湖などをクルージングするのがベーシックな楽しみ方ですが、その他にもSUPと他のレジャー・アクティビティとのかけ合わせが多くあります。「SUP×〇〇」の主な例は、以下の通りです。
- SUP×ヨガ
- SUP×フィッシング
- SUP×ペット
- SUP×サーフィン
SUPヨガ
SUPヨガは、近年女性に人気のエクササイズです。不安定なボードの上でヨガをすることによって、体幹を効率良く鍛えられます。大自然の中でのヨガは、心も癒されると評判です。
SUPフィッシング
SUPフィッシングは、SUPの上で釣りを楽しむスタイルで、カヌーやカヤックでは行けないポイントにもアクセスしやすくなります。のんびりと釣りとSUPを楽しみたい方におすすめです。
SUP×ペット
ペットと一緒に、SUPを楽しむこともできます。水の好きなワンちゃんなら、一緒にボードに乗ってクルージングできるので、ペットとアウトドアを楽しみたい方はぜひチャレンジしてみるといいかもしれません。
SUPサーフィン
サーフィンと聞くと難易度が高く感じますが、SUPを使ったサーフィンなら初心者でもトライできます。安定感のあるボードとパドルを使えば、念願の波乗りを体験できるでしょう。
※知床アルパでは上記の体験は行っておりません
SUPを楽しむときの服装と持ち物
最後に、SUPを楽しむときの服装と持ち物をご紹介します。安全かつ快適にSUPを満喫するためにも、準備からしっかり行いましょう。
おすすめの服装
SUPはボードに乗っているものの、ボードに座って足を水につけたり、バランスを崩して落水することもあります。初心者ほど濡れやすいので、水着やラッシュガードなど濡れても良くて動きやすい服装が一般的です。
また、安全のためにライフジャケットの着用や、催行業者によってはドライスーツやスウェットスーツの着用が必要な場合もあります。
知床アルパでも、夏冬ともにドライスーツやスウェットスーツの着用をお願いしています(プランにレンタルが含まれています)。こういったスーツの下に着る服装にも注意が必要です。例えばハイネックのトップスやフード付きのパーカーなどでは、スーツ内に収めることができずチャックが閉められません。なるべく薄手に気を使いつつ、冬であれば保温性の高いインナーを着るなどしていただくのが良いでしょう。
ちなみにこれは海など比較的浅い水面での場合になりますが、足元は滑ったり、簡単に脱げたりしないようにマリンシューズを着用されるのが良いと思います。サンダルの場合は、クロックスのようなかかとのあるタイプがおすすめです。
あると便利な持ち物
海や湖などは日差しを遮るものがなく、日焼けに注意が必要です。日焼け止めを塗ることと合わせて、帽子やサングラスで頭と目を紫外線から守りましょう。帽子は風で飛んでしまうこともあるので、ひも付きのアウトドア用の帽子がおすすめです。
また、貴重品や荷物を持つ場合は、防水ケースや防水バッグを用意しましょう。万が一水に落ちてしまっても、故障などを防ぐことができます。他にも、熱中症対策の飲み物やタオルなどもあると便利です。
夏も冬も知床アルパでSUPにチャレンジしよう!
知床アルパでは、夏と冬に知床の海でSUPを楽しめるプランを実施しています。夏の『知床 Sea SUP』は、知床の海をSUPでクルージング。冬の『流氷SUP&ウォーク』では、流氷の間をSUPで進んだり、流氷の上に乗ったりできます。
知床を訪れたら、季節に合わせて知床アルパのSUPプランをぜひお楽しみください。